中国での活躍が期待される浚渫船用バケット

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中国での活躍が期待される浚渫船用バケット

大同の特殊鋳鋼品の一つに、浚渫船用バケットがあります。現在国内メーカーから中国向けとして、約300個の注文を受けています。バケットは、戦前から大同のお家芸として数多く製造され、戦後はソ連へも輸出し、“大同のバケット”として好評を博しています。

大同のバケット

このバケットは、バケット本体と連結部にはめこむブッシュ、連結用ピンからなっておリ、1隻の船に約80個が設置され、港湾や河川等に積んだ土砂、岩石を連続的に掘削、航路の維持、新設に主として使用されるものです。

従って耐摩耗性・強じん性が要求されるので、13%マンガン鋼が使用されています。重量は1個約2トンで、肉厚変化の大きい複雑な形状の鋳物ですから、その製造には高度の技術が要求されます。検査も放射線、水容量、重量、寸法、外観検査、機械的性質等、各種の検査仕様が、きわめて厳しく定められています。

築地工場では、現在プロジェクトを編成し、品質管理、工程管理を重点に“大同のバケット”の名に恥じない製品の製作に、日夜努力しております。

(大同通信 1974年10月号から)

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