大同の脱臭装置

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大同の脱臭装置

私たちの生活する周辺には、においの発生源が無限にあり、においの中で生活しているといっても良いほど、毎日多くのにおいに接しています。いいにおいと感じるにおいでも、強すぎると不快な悪臭になったり、また、においの感じ方にも個人差があり、ある人はいいにおいと感じても、他の人は不快なにおいと感じたりします。私たちの身近な悪臭発生源としては、下水処理場やし尿処理場をはじめ食品加工工場、化学工場、魚腸骨処理場や肥料工場等があります。これらの施設から発生する悪臭は、複雑な混合臭で直接私たちの生活環境を損なう感覚公害として、大きな問題となっています。機械事業部はこれらの悪臭公害に対処するため、1979年から脱臭装置の開発に着手し、このたび高性能脱臭システムを完成させました。

脱臭装置

脱臭方法

悪臭には硫化水素やメチルメルカプタンのような酸性ガス、アンモニアやトリメチルアミンのような塩基性ガス、硫化メチルのような中性ガスとがあり、それぞれ異なった特性をもっています。脱臭装置は、この悪臭ガス成分の特性を逆に利用して、薬液洗浄により酸やアルカリと反応させ、特性の違った成分に変化させて液中に吸収したり、活性炭に吸着させたりして臭気成分を除去する装置です。

機械事業部では、脱臭装置の1号機を大阪府のし尿処理場に納入し、現在愛知県の下水処理場向けとして2号機を製作中で、今後の拡販が大いに期待されています。

(大同通信 1981年8月号から)

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